Sunday, November 16, 2008

去るヒトへ

11月11日
会社を辞める後輩の女の子から「結婚おめどとうございます」のお花をいただきました。
嬉しいはずのお花だけど、なんか気持ちは沈む一方。

彼女は8月に入社してきて3ヶ月の研修期間を経たばかり。
この3ヶ月、彼女をめぐり色んなトラブルがありました。

あんまり詳しくは書けないけど、かなり恵まれない環境で育った彼女。
家のない彼女に敷金礼金を会社が払い家を借りてあげて、家電や生活用品一式(中古だけど)も先輩が準備してあげました。
私も食器とかタオルとか持って行ったり、家を借りるまでの間、漫画喫茶で寝ているという彼女に「うちに泊まりにきてもいいよ」って言ったりしていました。
泊まりにくることはありませんでしたが「何かあったら連絡してね」と渡した携帯の番号に電話やメールがくることはたまにありました。
こんな感じで最初の頃は皆が親切に接していたのですが、徐々に彼女の話に嘘が垣間見えてきたのです。
それも、プライベートに関する嘘だけならまだしも仕事に関する嘘も。
「すみません、気をつけます」って言えば済むことでも嘘をついてごまかしたり、隠そうとする。
すぐに分かるような、その場しのぎにもならないような嘘。
そんな事があまりにも度重なり、だんだん皆が彼女を信用しなくなってしまいました。
会社でも問題になり結局3ヶ月で会社を去る事になった彼女。

私も何が本当で嘘なのか全く分からなくなりました。
なんでそんなに嘘をついてしまうのか全然分からなくて。
今となっては彼女の育った不幸な環境も本当なのか分からない。

でも確かなのはそういう風に育ってしまったこと。
かわいそうなのは確かで。
他に、何かしてあげられることがあったのかな・・・と考えさせられます。
辞める前日にメールをくれた彼女に、私なりにかなり気持ちを込めてロングメールを返信しました。
彼女自身のために、変わるといいなと気持ちを込めて。

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